PR| 豊田市で決めたい二世帯住宅| 千葉でゴミ屋敷業者を探すなら | 風評被害対策でお困りなら|
義父母が定年退職を迎えた時、新規事業をしたいと考えアパート経営を始めました。一戸建ての自宅を売却し、それに退職金をプラスし、不足分はローンを組んで6室のアパートを購入し、自分達もそのアパートの一室に移り住みました。
定年退職後に毎月の収益を確保し、豊かな老後を過ごす事を目的としての決断でした。JRの駅から徒歩では20~30分離れた小高い丘の上の方に立地するアパートでした。
駅近くは開発されていましたが、その丘までは空き地が広がり、住宅もまばらで、建設当初の数年間は自宅としている部屋以外の5部屋とも満室で、順調な状況でした。
しかし、駅から義父母のアパートまでの空き地にも次第に住宅やアパートが建ち始めると、次第に部屋を埋める事が困難になって来ました。
義父母のアパートが古くなる一方で、駅に近い所に次々と新しいアパートも建ったのですから当然と言えるかも知れません。それでも、家賃を下げて満室を維持していましたが、7~8年を経て、とうとう空き室が埋まらない状況となってしまいました。
1部屋の空き部屋なら、何とか赤字にはなりませんが、2部屋が空き、埋まらない状況が1年程続いていました。
そんな時、義父が亡くなってしまい、残された義母の収入は、遺族年金のみとなり、大幅ダウンした事で謝金の返済が苦しくなって来ました。
仕方なく、長男夫婦と、独立していた孫夫婦がそのアパートに移り住み、家賃を払う事でアパート経営を維持しています。せっかく借入金の60%以上を返済しているのですから、こうした判断をしたのです。
老後の豊かな生活のためにアパート経営を考えたものが、そのアパートが、生活を苦しくする結果となってしまったのです。
アパートをメンテしながら、築後古くなっても満室を維持するためには、やはり立地が重要と言う事です。特に新興住宅地では、その後の住宅開発で変化が生じる可能性が大きいと言う教訓だと思います。
また素人のアパート経営には、アパートを売らんがための不動産会社ではなく、本当に色々な視点から投資物件選びをアドバイスしてもらえる不動産会社と出会う事も重要だと痛感させられました。